はじめに

資産形成の第一歩は支出と収入を把握すること。ここでは利用率ナンバー1家計簿アプリ「マネーフォワードME」の有料版を一年間使ってみた結果と推せるかどうかをご紹介します。

この記事でわかること
・マネーフォワードMEとは
・推せるポイント
・推せないポイント

マネーフォワードMEとは

概要

家計簿アプリです。

銀行口座の入出金やクレジットカードの使用履歴を自動で連携して、勝手に家計簿を作ってくれます。家計簿アプリの中では最も利用者が多いです。有料版と無料版がありますが、当ブログでは圧倒的に有料版を推しています。

有料と無料の違い

以下のような違いがあります。

公式サイトよりhttps://moneyforward.com/pages/premium_features

いろいろありますが、体感として最も違いを感じるのは有料版だと連携可能数が制限なしになること、資産内訳・推移グラフが使用できるようになることです。

使用イメージ

実際の画面はこちら。おもに4つの画面があります。

①ホーム画面:総資産・家計簿などが一度に見れる画面。正直あまり使わない。

②入出金画面:時系列で入出金を確認できる画面です。

③家計簿画面:月々の支出をグラフで確認できる画面です

④口座画面:銀行口座の残高やクレジットカードの使用額を確認できる画面です。

⑤資産画面:連携した口座などに入っている全財産の推移や内訳を確認できる画面です。

推せるポイント

結論から言うと、総合的にいえば推せるアプリです。ただし有料版に限ります。とくに推せるのは以下の機能。

自動連携

登録した口座やクレカから引きおとしや給料の振込みがあった時に勝手に記録してくれる機能です。これはどの家計簿アプリにもあると思いますが、LINEpayが連携できるのが大きいです。
LINEpayはあまり使ってる人を見かけないですが、3パーセントのポイント還元など、実はかなり使えるpay。しかし連携できる家計簿アプリはマネーフォワードとzaimのみ。pay系は1日に複数回、普段の買い物で使用することが多いはず。その度に家計簿をつけていたら大変ですよね。自動連携する=勝手に家計簿つけてくれるといううまみを生かせるのが大きいです。

ちなみに〇〇pay最王手のpaypayや楽天payは、マネーフォワードを含む主だった家計簿アプリと自動連携できないです……(※ただし、paypayを楽に管理する方法はあり。)

そしてマネーフォワードに限った話でもないですが、ポイントも連携できます。

ポイントはどこに何ポイントあるかが管理しづらく、気付いたら失効してたりするのでこれも結構便利。

家計簿機能

自動で取得した支出を勝手に分類分けしてグラフを作ってくれる機能。
これだけだと珍しくもなさそうですが、特に使えるのが前年比較・平均比較機能。

グラフ下の項目をタップするとこのようにグラフが出てきて、その項目の一年の平均支出額や↓

前年同月との比較が確認できます↓。


家計簿ページは月単位ではなく年単位で見ることもできます。今年は去年に比べて食費を減らせたかなとかをしらべることが簡単です。


資産(※有料版のみ)

資産を折れ線と円グラフで見ることができます。先ほども触れましたが、家計簿アプリの良さは資産全体をまるっと管理できること。節約のモチベが上がります。

さらにモチベを上げたければ、「資産総額」の右側を見てください。青字で、アプリ開始時点からどのぐらい資産が増加したかが書いてあります。

なんと2年で500万も増えてますね。
ちなみに資産比率も確認できます。

預貯金の割合が高すぎ。

推せないポイント

無料版はまったく使えない

無料版は様々な機能が制限されています。なかでも自動連携連携機能が4つまでしか使えない点、資産ページが使えない点は、家計簿アプリとして意味どうなの? というレベルです。

自動連携機能4つというのは、銀行口座や証券口座だけではなく、ポイントやクレジットカードとの連携も含んだ数です。なかなか4つ以内で住んでいる人はいないと思います……。

資産ページはまったく利用できません。対して家計簿機能などは使えます。なので無料版だけでそこそこ有用に活用するのであれば、連携するのはクレジットカードと〇〇pay系だけにして、食費などの変動費の支払いを記録する感じになると思います。

アマゾンでアマギフを使って買い物をした時の表示がわかりづらい

マネーフォワードは、amazon.co.jpと連携できます。アマゾンでの買い物の記録を自動でつけてくれます。
ですがアマギフを使って買い物をすると、「amazon.co.jpから◯円の支出」「amazon.co.jpから◯円の収入」のような記録のされ方をします。細かい話ですが、これが非常にわかりづらいです。アマゾンをよく使用する人はイライラするかもしれません。

まとめ

欠点がないわけではないものの、マネーフォワードは家計簿アプリとしてかなり使えると思います。
特にLINEpayとの連携、家計簿ページの前年・平均比較、資産推移はかなり便利です。
家計簿とうまく付き合えば節約は苦しいものではなくなります。ぜひ活用を検討してみてはいかがでしょうか